やまのうち歯科医院 | 日記 | 歯周組織再生４

再生療法　PRGF( Plasma Rich in Growth Factors )

患者さん本人の血液中に含まれる成長因子を効果的に活用し、骨などの組織の再生を促進する治療法です。
最近では、組織の再生に大変有効であることが報告され、注目を集めている治療法のひとつです。
 PRGFの治療法としましては、まず患者さんご自身の血液を静脈より20～40ccほど採血します。
採取した血液を遠心分離器にかけ、成長因子を多く含む血漿を取り出します。
そうして採取した成長因子を、インプラントが埋め込まれる組織の周囲に注入することにより、骨などの組織の再生を促し、従来のインプラント治療よりも速いスピードで治癒することを可能にします。
患者さんご自身の血液から採取する成分ですので、 PRGFは副作用もほぼなく、安心して受けることのできる治療です。
従来の治療法に比べて、治療期間を短縮できるというデータもあります。
個人差もありますので、詳しくはかかりつけの歯科医院に相談してください。
現在、開発されヨーロッパだけでなく米国においても歯槽骨再生テクニックとして広く受け入れられ、現在では歯科領域だけにとどまらず、皮膚科や美容整形の領域で使用されている最先端技術です。
PRGFと他の再生医療との違い今までの再生治療では、他種のタンパク質または骨(ウシやウマなどの骨を高温処理)、他家同種のタンパク質(他人の骨を高温処理)、その他種のたんぱく基質(ブタの歯胚から成長因子を取り出したもの)を材料としていました。
 PRGFは自分の血液中にある軟組織や、骨を再生させる成長因子を分離し、高濃度にして使用します。
そのため副作用の一切ない治療が可能となります。
いい点ばかり言ってますが、欠点としては、採血するので採血による痛みと必要量取れない場合があるので、注意が必要です。